バーの数だけいろんな酒がある

  

三千盛 純米大吟醸 ドライ

透明感のある梨のようなアロマが漂い、後味はすっきり、強いキレもあり食中酒として、味覚をリフレッシュする要素が非常に高いお酒です。
繊細な味わいの料理から濃厚な料理まで、様々な料理とよく合います。

From 三千盛 純米ドライ -三千盛 official site-

ここまでドライとは・・・・でも軽くて・・・無? [焼鳥 美鶏]

「このメニューの中で何か面白いお酒を( ̄▽ ̄)」と言ったら店員さんがお薦めしてくれた1本。辛口の純米大吟醸酒だった。過去に親父と何度か一緒にそこそこ有名な純米大吟醸を一緒に飲んだことがあって、どれにも共通する軽やかで甘いテイストに、、、「確かに旨いよ。美味いんだけどさ、、、なんか皆同じ方向性向いてて(淡麗旨口)、昔飲んでた日本酒のイメージとかなりかけ離れてて、だんだん飽きてくるんだよな。」と言われたことがあった。ではではとたまに「辛口」の純米大吟醸や純米酒、本醸造酒を何度か買ってあげた。本人は結構喜んでたっけね。「うーんやっぱ辛口だよな」みたいな。ただこの酒は買ったことなかったな。もし買ってたら・・・なんて評価してただろうか。で、実際に飲んでみた感想は・・・・獺祭や而今や楯の川など飲んだ時に感じる「高級な梨」や「甘い林檎」に「好ましい酸味」を足したような感動の旨味は「全く」ない。無慈悲な辛さがズーンと響いてくる。でもなぜか口中で広がる液体には全くと言っていいほど癖を感じない。というか忍者のように敢えて存在感を消しているみたいな・・・。でもそのギャップが嫌じゃない。むしろ好ましいみたいな。そうねー、例えば・・・・度数高めでかつ癖のあるスコッチを何本か飲んで好きになり、他のBarで「今度はどんな強いウイスキー飲もうかな?」ってろくにラベルも見ないで知らないウイスキー頼んで飲んでみたら・・・・・・アイリッシュウイスキーだったみたいな。でもそれが想像以上に良かった感じだろうか。


〆は辛口のお酒で! [特別美食会(とある飲食店でたまに開催される)]

〆は辛口でと思ったらあの「三千盛」が置いてあった。当然飲んだ。純米大吟醸でありがちなフルーティーな香りと甘さを完全に無視した「ザ・漢専用」と言わんばかりなこの「三千盛」。こんな辛口な酒を何故か飲みたくなる時がある。面白いね。