1980年代に瓶詰めされたシェリー樽熟成の12年モノマッカラン。
1980年代に瓶詰めされたシェリー樽熟成の12年モノマッカラン。
グラス内から鼻腔に抜けていく香りがもうすごい濃厚で甘くかつ魅惑的で・・・・もう芸術的なブランデーのような。誰もがうっとりしてしまう香りにしばし沈黙した。現行マッカランでもしばし香りだけを楽しんでいたいと感じるけどこれはさらに強くそう思わされた。「ずっとこの幸せな時間が続いて欲しい!」みたいな。もう思考が支配されちゃう感じだった。現行マッカランは12年やファインオーク17年、シェリー樽熟成18年、GMマッカラン1991、THE WHISKY TRAIL MACALLAN 1990 - 2011とか飲んできたけど・・・そのどれともボリューム感が全然違う!ただ、これ飲む前に既にCask Dorさんで以前に80年代リリースの10年モノを先に飲んでいたせいで受けた衝撃の度合いはやや弱かったかな。すごくて「当たり前」みたいな・・・・。慣れって怖い。そしてより懐に危険な酒に手を出してしまうと・・・!?気を付けないと。舌上から喉奥に抜ける時の濃厚なアルコールの刺激が思ったより強く感じる。でも十分にまろやかにでこなれている。「いい酒飲んだ!」と必ず満足できる逸品だった。
前回の感動をもう一度。というわけで飲んでみた。前回同様に葡萄やレーズンの魅惑的な香りがいい。でもその中に前回感じれなかったナッツのような油っぽい香りを微かに感じた。味わってみると前回同様に意外に強いアルコールの刃の刺激を感じたけどあくまでもバランスは崩していない。そして前回より甘さは抑えめに感じた。
コロナ明け第二弾は・・・マッカランかな!