バーの数だけいろんな酒がある

  

グレンドロナック 21年 パーラメント

2011年にリリースされた21年もの。オロロソシェリー酒の醸造に使った樽で熟成したものとペドロ・ヒメネスのシェリー酒の醸造に使った樽で熟成したものを混ぜている。パーラメントとはいえ政治的なものとは関係なく、ミヤマガラスの群れから名づけられた。実際にグレンドロナック蒸留所近くの木にミヤマガラスの群れが住んでいる。ノンカラーリング、ノンチルフィルターでボトリングされている。

喉の奥で開く上品な甘さ [BAR 自宅]

ダルモア18年で感じたようなしばしまとわりつくような甘さでなくすっきりした甘さが喉奥に広がる。ストレートでドンドン行けてしまう。美味しいんだけど、GMマッカラン22年やTheグレンリベット21年のような「コク」というか、印象はあまり残らない。

香り: ほのかに甘いシェリーの上品な香りが心地よい。

味: 舌の上で転がすと少し石鹸、飲みこむと喉奥に上品な甘さが広がる。


赤ワインの風味も少しあるんだね [The TRAD 湯島・上野バー ]

香り:濃密な籠るようなドライレーズンの甘い香りにアルコールの鋭い棘がビシバシと・・・・すげー心地いい

味:甘い赤ワイン、舌上でやや石鹸の苦みが開く。強い甘さが鼻から抜けた後に口の中に赤ワインのような残り香が残って心地よい。

これ、かなり前に家飲み用ように買って飲んだっけ。そんときは飲みやすさとシェリー系の甘い香りに感動してたな。もっとも開けたばかりの感想で、その後の空気をたくさん含んだ瓶になってからの感想は覚えてなかったけど・・・こんな感じになるんだね。ウイスキーって響17年で実感したけど、開栓してからの時間と比例して瓶内熟成というよりも瓶内で空気との混合による「変化」で相当香り・味が変わって最初とは違う顔を見せてくれるから楽しいね。ブランデーとかもそうなのかな?