日本で未発売のラフロイグ12年セラミックボトル。
日本で未発売のラフロイグ12年セラミックボトル。
ウイスキーを飲めるようになっていろいろ飲んできた。あげればキリがないほどに・・・・。特にスコッチはいろいろ飲んできたね。銘柄だけだけあげても・・・・グレンリベット、グレンフィディック、マッカラン、シーバスリーガル、ロイヤルサルート、タリスカー、バランタイン、ラガブーリン、ハイランドパーク、ジョニーウォーカー 、アードベック、ダルウィニー、ロイヤルハウスホールド、ザ・ロイヤルハウスホールド、オーヘントッシャン、オールドパー、ボウモア、グレンファークラス、デュワーズ、ポートエレン(ボトラーモノ)、VAT69、バルヴェニー、シンジケート、TEACHER'S、グレンモーレンジィ、スキャパ、グレンドロナック、トバモリー、ダルモア、ミルトンダフ、トマーティン、キャメロンブリッジ、インヴァーゴードン、カリラ、キルホーマン、Oishii Wisukii、ISLE OF JURA、ウシュクベ 、Mortlach、ブローラ(ボトラーモノ)、クライヌリッシュ 、ベル、Black & White、ブルックラディ、カティサーク、ベンリアック、トーモア 、ブレアアソール、トミントール、スペイバーン、エクスカリバー、オールドプルトニー、オクトモア、グレングラッサ 、グレンキース、、キリがないね。で、ここまで羅列したなら貴方も同じ飲兵衛なら「あれ?( ・∇・)あのアクの強いアレは?こんだけ飲んでたら飲んでないわけがないだろ( ̄▽ ̄)?」と思うことだろう。YES!飲兵衛を自認する漢として「アレ」は飲んだことがある。でも・・・正直あまり何度も飲んだ記憶はない。なぜか?アイラの中でも特に強い不協和音のような性質が「個性」とは認めることができなかったからだ。だもんで・・・昔まだウイスキーが高騰する前(今高騰しまくっている竹鶴21年も8000円〜9000円程度で買えた時代)に、とはいえ当時でも決して安くはなかった「アレ」の限定18年モノを誕生日プレゼントにもらったときは喜びよりも「∑(゚Д゚)何故コレ選んだ?他にもより安く買えるウイスキーいっぱいあるべや( ̄  ̄)!新手の嫌がらせ?」とプレゼントしてくれた戦友を思わずジッと見てしまったくらいだった。ちなみにそのボトルは滅多に飲まれることなく長〜い間家のサイドボードにポツンと留まっていたっけw。
月日は流れて渋谷で古酒を扱う素敵なBARを知り、そこで「アレ」のレアで高い古酒(70-80年代リリースモノ)が置いてあることを知った。飲み仲間の悪友が「アレ行きます!」と頼んだ時は正直「マジ!∑(゚Д゚)」と驚いた。そしてその悪友が滅茶苦茶感動しまくった。見ててすごかったね。で俺にもちょっと飲ましてくれた時に「なんじゃこりゃ〜!( ゚д゚)」と俺もマジで驚いた。ただレアモノ過ぎて値段がガチで高い。さすがに俺は注文はしないな・・・と思ってた。でも・・・・一度でも味わえばまた飲みたくなるのが飲兵衛の悲しい習性。結局1ケ月半ほどたって「アレを!」と頼んでしまった。そう・・・・レアな古酒とはいえ・・・
あのラフロイグを...。
ここで飲んだ80年代リリースのマッカランより遥かに高かったけど受けた「衝撃」を考えると納得してしまう。飲んで感じた要素は上のチャートに挙げたけどまだ表現が足りない気がする。同時に今までずっと思ってた疑問が解消した気がした。飲兵衛でラフロイグに興味を持った人は当然のように知っているだろうけど、1994年にシングルモルト・ウイスキーとして初めて「ウェールズ公チャールズ」によりラフロイグは「王室御用達」の栄誉を与えられているのだ。その現実がずっと受け入れられなかった。「マッカランやグレンリベット 、ハイランドパーク、ボウモア等を差し置いてよりによってあの『ラフロイグ』が何故?」ずっと疑問に思ってた。世界中の人から愛されたダイアナ妃と離婚してまた再婚したり、、、、「もしかして変わり者だから?」が俺なりの「解釈」だった(失礼!)。でもコレ飲んだら・・・・・「古き良き」ラフロイグはこんな素晴らしい力を秘めていたんだと実感した。「この実力だったなら」ロイヤルワラントを授けられても納得できる。離婚の件も、一方的な話ではなく止むを得ない事情があったのかもなんて思っちゃったりして(・∀・)。基本的にウイスキーが好きな人はいい人に違いない( ̄▽ ̄)。
もっともこのレアな古酒のラフロイグはシェリー樽熟成で作りも今とは全然違うようだから現行と比べるのは無理があるようだ。またチャールズさんの飲むのは日本でメジャーな10年ものではなく15年モノらしい。15年モノか・・・・どっかで飲めるかな。前にプレゼントでもらった18年モノよりすごいのかな?英王室用には特別の樽で熟成されるとかって話も聞いたので英国内で流通している15年モノと一緒のモノなのかこのレアなラフロイグ同様に「全くの別物」なのかどうかはすごい興味あるね。てゆーか絶対別物だろ( ̄▽ ̄)wそれか・・・・「義務」として現行モノ「も」たまに飲む程度とか・・・・
現行10年モノと比較させてもらったけど・・・・いかなる類似性も見つけられなかった。例えるならば・・・高貴な「本家」に後継ぎが生まれず、しょうがないから遠い親戚から育ちの違いすぎる息子を養子にもらってきて、月日が経って今では彼が「本家を代表している」みたいな・・・。まあ現行モノの名誉のために付け足すと、「現当主」の作り出した味は一部の熱狂的ファンからの熱い支持を得ている。
まあ何にせよ、マジですごい銘酒との出逢いだったね。同時に今まで飲んだワンショットの価格で一番高かった「ボウモア・ミズナラ」をぶっちぎりで抜いていったやばい価格だったね。これはCask Dorさんで飲んだ他のオールドボトル のウイスキーでやったようなより深く味わうための「復習」は無理だね( ;∀;)。