90年代後半から2000年代にリリースされていたアードベッグ 30年モノ。僅か29樽からボトリングされ限定発売された。
90年代後半から2000年代にリリースされていたアードベッグ 30年モノ。僅か29樽からボトリングされ限定発売された。
ピートの強い風味に重なる潮やゴムや硫黄のケミカルな香りが「ああ!アードベッグ飲んでるな!」と感じさせるんだけどどうしたものか・・・なぜか和んでしまう。熟成年数の長さがなせる「技」なのだろうか。アードベッグを飲むときに期待してしまう雄々しい雄叫びのようなインパクト感があまり感じないのだ。それを補うようなバランスよくかつ豊かな風味がすごい穏やかな気持ちにさせてくれる。例えるなら・・・地元で有名な荒くれ漁師一家の曾祖父さん(とっくに現役引退済み)と縁側でお茶飲みながらワクワクするような海での冒険話を聞かせてもらってるような・・・・・そんな感じだろうか。アードベッグの「こういう顔」もあるんだなーと教えてもらった一杯だった。