バーの数だけいろんな酒がある

  

TOKYO WHiSKY 毛利バー監修

『MORI BAR』オーナーバーテンダー毛利隆雄氏監修。 グレーン、モルト共に長期熟成原酒を贅沢にブレンド。バーボンウッドにて熟成後ミズナラでフィニッシュし、艶美なアロマを纏うウイスキーに仕上げました。 ラベルデザイン、桐箱の設計担当はグラフィック、プロダクト、及び空間デザインを広く手掛ける他、古陶磁の展示販売、演劇や映像及び展覧会のための作曲・演奏活動も行うデザイナーの猿山修氏。 ラベルの『東京』の文字を書いたのは、流祖は徳川4代目将軍綱吉に仕え、300年以上の歴史を持つ流派、武家茶道 石州流伊佐派九世 磯野宗明氏。蒸留所:長濱蒸留所(長濱浪漫ビール)

From 一流の方々が携わった「東京」という名のウイスキー『東京ウイスキー』-SAKEDORI

若い子の息吹とストレートなアタック・・・好ましいね( ´ ▽ ` ) [MORI BAR(旧 Y&M Bar KISLING)]

せっかくMORI BARに来たので「これだけは飲んどけ」というボトルを紹介してもらった。すると真っ先に勧められたのがすぐそばに箱に入って飾られていたこの「東京」だった。ただオールド・ボトルもいくつか奥の酒棚に見えたし、直前に飲んだお酒も今では超レアなボトルのX年モノだったので、お値段聞いて他に浮気したくなってしまい「他に何かありますか?」と言ってしまったM(_|_)M。でも勧めてくれたバーテンダーさんが他を探してくれている間に考えが変わった。「俺は初めてカヴァランに出会った時と同じ愚を犯しているのかもしれない」と・・・。勧めてくれているのは毛利バーのオーナーバーテンダー「毛利隆雄」氏の監修で作られた「限定」ウイスキー。確かにレアだし何よりも「試しもしないで何がわかるの」かと。まあ正直聞いたことない蒸溜所というかビール醸造所が最近始めた(2016年)蒸溜所と聞いて「カヴァラン」の時同様に印象だけでせっかくのおすすめを断ってしまった自分の気持ちもまあ「素直」だったと思うけどね( ´ ▽ ` )。情報が何もなくその時初めて知ったので飲む瞬間まで正直あまり期待はしていなかった。で飲んでみたところ・・・・・


感じたキーワードは「若い息吹」、「ストレート勝負」、「熟していない青リンゴ」。飲み込むと強い甘いアルコールの攻撃でむせそうになる。コロナのこの時期は要注意だねw。そして舌上でグレンリベットとか飲んで感じるかすかな石鹸。口中から喉奥に抜ける衝撃は本当に「真っ直ぐ」「誤魔化さないストレート勝負」ってタイトルを感じるくらい「飾らないありのまま」さ。でもって強いんだけど何故かスムースなんだよね。喉奥でも強いアルコール感は健在なのにね。長濱蒸溜所の原酒はかなりの割合を占めているのだろうなと思えるほど若い息吹みたいなものを感じたね。「実は若い原酒も混ぜてますが、それスコッチのホニャララです( ー`дー´)キリッ」とか言われたら赤っ恥だね(X0X)。まあまさかその蒸溜所の原酒使わないなんてことないだろうから・・・まあどちらにしろ素直な味で強くて甘くて美味しいと感じたのは事実だった。


この限定モノの「東京」以外にも長濱蒸溜所では「AMAHAGAN」シリーズというのをリリースしているようで世界的な賞も取ってますね。今は技術の蓄積の期間といった感じがWEBページから伝わってきました。このポテンシャルがあるからこそ「毛利隆雄」氏はこの蒸溜所を選んだのだろう。ウイスキーって作り初めってどうしてもお金を産むようになるまで「時間」がかかるから海外のウイスキーとのブレンドしての製品リリースっていう戦略もありなんでしょうね。昔ならニッカさんみたいに果汁を売ったりね。それにあの有名なイチローズモルトでも「イチローズ モルト&グレーン」、サントリーも「碧」とか出してますね。時代は動いてますね。アンテナの高い通な客だったら迷わず「是非!」と答えていたかも( ・∇・)。将来が楽しみな蒸留所を知れて良かったです。5年後、10年後、15年後、、、将来どんなラインナップを揃えてくるんだろうか?興味を持ちました( ^∀^)。バーテンダーさん、まさに「これだけは飲んどけ」な一本。紹介ありがとうございました( ^∀^)。


参考までに
WHAT’S NAGAHAMA DISTILLERY?-長濱浪漫ビール